2019-11-19 第200回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
入試体制への信頼あってこそ受験生は本来の主体性を発揮できます。 どうもありがとうございました。
入試体制への信頼あってこそ受験生は本来の主体性を発揮できます。 どうもありがとうございました。
○柴田巧君 今そういう御答弁でしたが、後々公表するなら前もって公表して何の差し支えも私は出てこないのではないかと、特にこういう類いのものは本来は公開すべきものだろうと、そこで自由活発に議論を展開してもらって、あるべき受験、入試体制というものを論じてもらえば、再発防止策を論じてもらうのは私は筋だと思いますが、甚だ遺憾だということを改めて申し上げておきたいと思います。
○柴田巧君 それから、この入試体制、運営の在り方も今までどおりで本当にいいのかどうかというのはやっぱり再考の余地があると思われますね。 こんなに制度が変わるごとに、あるいはそうでなくてもいろんな不祥事がたまに起きる、試験ごとに起きるわけですけれども、であるならば、もっと、例えばですが、民間のノウハウなどを活用するということもあってもいいんじゃないか。
○奥山委員 今大臣は、特に心の教育ということが非常に心配だということでありますけれども、それもまた後ほど機会があったら論議をさせてもらいたいと思いますが、私はここで、戦後の入試体制に非常に問題があったのでなかろうかと思うわけであります。 私も、現場でPTAの活動をして、中学あるいは小学校の先生方とよく接触しておる中で、先生方も非常に忙しいということをおっしゃるわけであります。
○山元委員 それでは次の問題ですが、高校の入試体制の問題です。 私は、この事件が起こって、私の地元の中学校を幾つか訪問をして声を聞かせてもらいましたし、この間、実は佐田政務次官が神戸に行かれたときに、同じ日でしたけれども、私も神戸の友人、知人のところへ行って、教育関係者にしっかりと状況を聞いてまいりました。そして、実態は大変だなという実感を持って帰ってきました。
○政府委員(阿部充夫君) 今回の複数化に際してということではございませんけれども、臨教審が指摘しておりますような、あるいはかねてから指摘されておりますような、大学の入試体制を十分な体制に持っていくようにという意味から、これはそういう分野の問題につきまして企画等を行い、その実行に実務上当たっていくということで、最近、各国立大学には入試課を設けて入試の担当の職員を多数配置をする、多数といいますかある程度配置
先生御指摘のように、大学の受験、個々の大学がどういう受験をするかということにつきましては大学がお決めになるという基本的なあり方というのは尊重して、しかも調和のある、秩序のとれた入試体制というのが実現するということから見ますと、私どもといたしましては、国立大学協会のそういう真剣な御努力の成果というものを尊重して、その実現ということを図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。
たとえば東京のある有名な塾の理事者は、現行の入試体制が改められない限り、幾らこれをいじったって塾はますます繁盛しますよと、現にお母さん方がもうそのことを焦っているんですからと、こういうことを豪語しているところの面があるようでございますがね。
確かに現在の入試体制と申しますか、それが継続する限りにおきましては、少なくともそれぞれの家庭の父母というものは自分の子供の前途を考えまして、学校だけでは足りないからそこで塾へ通わせようというその考え方が出てくるのは無理からぬことのように思います。